発泡には3つの条件があります。第一にご使用の切削油中の界面活性剤が発生しやすいもの。これが泡の発生源です。第二に、その用途で攪拌が行われる場合、第三に、空気が影響を与えている場合です。これからの項目のどれかを除外するようにすれば泡の問題を軽減できます。 泡の問題はそれぞれが個別の状況で起こるので、それに応じて考慮する必要があります。発泡が起こったら次の項目を点検してください。
パッキンがゆるいことによるバルブ・ステムの漏れ。
ポンプのシャフト・パッキングの漏れ。
配管のユニオンその他の漏れ。
バイパス・バルブの閉め過ぎでシステム内に過剰な背圧が発生。
加工油がタンク表面に落ちる時に(滝のように、あるいは滴下して)勢いが強すぎる。
エジェクター・ドリルその他の深穴ドリルなどの加工油用途で高圧が要求される。
万一その場合でも発泡する場合は、消泡剤を添加する方法がありますが、持続性がない為一時的な解決にしかなりません。
低発泡性タイプの切削液を検討された方がベターです。
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