項 目 |
内 容 |
油剤選定時の対策 |
抗菌性(静菌性)の高い油剤を選定する |
希釈水選定時の対策 |
適切な水質の希釈水で油剤を希釈する |
日常管理上の対策 |
pHと濃度を重点的に管理する |
増殖抑制対策 |
- 腐敗の徴候に対して、直ちに以下の対策を行う
- @pH向上剤でpHを9.1以上にする
- A十分な量の防腐剤を投入して殺菌する
- B濃度を確認し、所定の濃度に補正する
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連休対策 |
- 腐敗予防措置
- @濃度を所定濃度より若干高めに補正する
- AクーラントのpHを9.1以上にする
- B予防的に防腐剤を投入するのも効果的である
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設備的な対策 |
潤滑油、作動油の漏洩対策 |
- クーラントの冷却
- 腐敗トラブルは液温との関係で夏季に発生することが多い。液温を下げることで微生物の増殖を抑制できる。
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- エアレーションを行わないこと
- 最近の腐敗トラブルの大半は好気的な条件下で微生物が生成する低級酸の悪臭である。空気中の炭酸ガスがクーラントのpHを下げ、微生物の増殖を促すため、エアレーションは行わない方が良い。
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更液時の対策 |
- 配管・機械の殺菌
- 十分な量の防腐剤を投入して液を循環し、配管や機械を殺菌洗浄すると良い。なお、腐敗して廃棄する液はできるだけタンクや配管より除くと良い。
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